パソコンの画面の文字が小さくて読みづらい。そんなときの直し方は1つではありません。4つあり、それぞれ効く範囲が違います。
やみくもに拡大率を上げると、今度はアプリの表示が崩れたり、文字がぼやけたりします。
4つの方法
| 方法 | 何が大きくなるか | 設定場所 |
|---|---|---|
| 拡大/縮小(表示スケール) | 文字・アイコン・ボタン・ウィンドウ、すべて | 設定 → システム → ディスプレイ → 拡大/縮小 |
| テキストのサイズ | 文字だけ | 設定 → アクセシビリティ → テキストのサイズ |
| 拡大鏡 | 画面全体を一時的に | Win + +(終了は Win + Esc) |
| アプリ内の拡大 | そのアプリの中だけ | Ctrl + +(戻すのは Ctrl + 0) |
Windows 10の場合、「テキストのサイズ」は 設定 → 簡単操作 → ディスプレイ → テキストを大きくする にあります。
使い分け
画面全体が小さいなら「拡大/縮小」
いちばん効果が大きい方法です。100%から500%まで指定できます。
ただし上げすぎると副作用が出ます。 300%などにすると、スタートメニューやダイアログが画面からはみ出し、アプリが正常に動かなくなることがあります。
文字だけ大きくしたいなら「テキストのサイズ」
アイコンやボタンは元の大きさのままで、文字だけが大きくなります。レイアウトが崩れにくいのが利点です。
「拡大/縮小」で全体を大きくすると画面に入る情報が減りますが、こちらならその影響が小さくなります。
特定のアプリだけなら Ctrl + +
ブラウザやWord、Excelなど、多くのアプリで効きます。そのアプリの中だけの設定なので、副作用がありません。 「この資料だけ読みづらい」という場合は、これで足ります。
一時的に見たいだけなら拡大鏡
Win + + で拡大鏡が起動します。小さな文字を一度だけ確認したいときに向いています。設定を変えないので、あとに影響が残りません。
迷ったときの順番
副作用の小さい順に試すのが安全です。
Ctrl++(そのアプリだけ)- テキストのサイズ(文字だけ・全体)
- 拡大/縮小(すべて・全体)
いきなり3から始めると、直したい以外の場所まで変わってしまいます。
拡大したら文字がぼやけた場合
「拡大/縮小」を125%や150%にすると、一部のアプリで文字がにじんだり、輪郭がぼやけたりすることがあります。
原因は、そのアプリが拡大に対応していないことです。対応していないアプリに対して、Windowsが表示を引き伸ばして大きくするため、画像を拡大したときと同じようにぼやけます。
対処は3つあります。
1. 「(推奨)」と表示された値に戻す
拡大/縮小のメニューには、ディスプレイに応じて「(推奨)」と付いた値があります。この値なら通常は問題が起きません。 推奨以外を選んだときに崩れやすくなります。
2. Windowsに修正させる
設定 → システム → ディスプレイ の中に「アプリが鮮明に表示されるようにWindowsで修正を試みる」という項目があります。これをオンにします。
3. アプリごとに上書きする
特定のアプリだけがぼやける場合は、そのアプリ側で設定します。
- ぼやけているアプリのアイコンを右クリック → プロパティ
- 互換性タブを開く
- 高DPI設定の変更ボタンを押す
- 「高いDPIスケールの動作を上書きします。」にチェック
- 「拡大縮小の実行元」を「アプリケーション」または「システム(拡張)」に変更
- OKを押して、そのアプリを再起動
サインアウトや再起動は不要です。 アプリを立ち上げ直すだけで反映されます。
モニターが複数ある場合
ディスプレイごとに違う拡大率を設定できます。 ノートパソコンに外付けモニターをつないでいる場合など、片方だけ大きくすることが可能です。
設定 → システム → ディスプレイ で、上部のイラストから対象のモニターを選んでから拡大率を変えます。

